人気ブログランキング | 話題のタグを見る

プリンスアイスワールド東京公演

昨日、東伏見のダイドーアイスアリーナにプリンス・アイス・ワールド東京公演を
見て来ました。今回、私が大好きな長野オリンピックのフィギュアスケートの
金メダリストのイリヤ・クーリックがゲストとして来日するので、それが目的です。

プリンスアイスワールドは日本で唯一のアイスショーということで今年で30周年
だそうです。プリンスアイスワールドの特徴は、ゲストの個人のスケーター以外に
40人ぐらいのプリンスアイスワールドチームが演じること。
実はあんまりそちらには興味がなかったのですが、とても面白かったです。
当然ながら皆さん技術はあるし、表情が豊かで。
「八木沼純子withプリンスアイスワールドチーム」ってことで看板は
プロスケーターの八木沼さん。テレビで解説してる八木沼さんはべらべら
しゃべりすぎであんまり好きじゃなかったけど、プロスケーターの八木沼さんは
美人でスタイルが良くてとっても魅力的。あとこのアイスワールドチームには
スピードスケートの出身の人が二人入っているのだけど、これがすごくイイ!
ショートトラックのカーブを曲がる時の手を添えるテクニック、かっこいいなあ!
普段フィギュアスケートはよく見るのだけど、スピードスケートの速さには
感動しました。

このプリンスアイスワールドチームとあとはレギュラーのスケーター、
ゲストスケーターの演技がほぼ交互に登場。
レギュラーは荒川さん、本田くん、それからアマチュア引退間もない恩田さん。
ゲストはクーリック以外は、高橋くん中野さん、それからレオーノワ&コワルコ
というロシアのペア。思い出せる限り感想を書きますね。
順番が違ってたらごめんなさい!

★荒川さん&本田くん
「しいたけコラボ」ということで、二人のコラボレーションの「ウェストサイド
ストーリー」。恋を演じてるなら、もう少し二人とも色気があるといいのだけど。
全く色気のない二人でした…。

★恩田さん
恩田さん、現役の頃は正直あんまり魅力がわからなかったのだけど、なんか男前っ感じで良かった〜!あの気合いと力強さは捨てがたい。

★レオノーワ&コワルコ
これはすごい!ペアって競技としてはあんまり見てなかったのだけど、
アイスショーで観ると迫力に圧倒される。男性が女性をぶんぶん振り回す
のだけど、氷に頭がぶつからないのか、心配になった!

★クーリック
クーリックの登場は一部のラスト。
ここでの登場は予期してなかったので、どきどきしっぱなしだった。プログラムは
「Too Darn Hot」。これはテンポ良い曲で、帽子をかぶったり取ったり、
氷に横たわったり起きたり、ネクタイをひっぱったりはずしたりと動きがすごく
激しい。今回初めて生でクーリックを観たのだけど、まず思ったのはポーズの
ひとつひとつが絵になる。もともとバレエの基礎があるのだろう。ペトレンコを
見た時も思ったのだけど、旧ソ連の人たちってものすごく基礎の訓練を
つんでるんだろうな。身体にポーズが刻み込まれてるという印象。
スケーティングも綺麗で滑らかだ。実はこれに一番驚いた。身体が大きいし
ダイナミックなので、もう少し粗っぽいんじゃないかと思っていたので…。
あと寝転がっていきなり起きたりするところとか、モーターでも入ってるかの
ごとく素早い。
それからやっぱりジャンプがすごい!プログラムの中に三回転ジャンプが
5つぐらい入ってるのだけど、この回はひとつのミスもない。
背が高いし結構しっかりした体型なのに、着氷が静かなのに驚く。
なんかヒョウかライオンか、別の動物のようだ…。
今まで生で観た人の中では一番好きな演技かもしれない…。

…とクーリックの余韻にひたりつつ製氷タイム。軽食を取ってから二部へ。

★本田くん
本田くん、このプログラムはすごく素敵だ〜!去年のジャパンオープンの対抗戦
以来、生で観るのは2度目。そのジャパンオープン対抗戦の時は、プロになりたての
彼がアマチュア時代のプロを演じたのだけど、正直現役のアマチュアの選手に
比べると見劣りしていたのは否めなかった。結構肥えてたし。
でも今回のピアノのソロの「世界の中心で愛を叫ぶ」は、ロマンチックな曲に
本田くんの演技がよく似合っていた。ジャンプミスこそはあったけど、
評判の本田くんのイーグル、実に男らしくて素敵だった。それに世界観というか
表現力がすごくある人なんだな。滑りを観ているだけで音が聴こえてくる…。
結婚するってことだけど、奥様、どうか本田くんをこれ以上太らせないで下さいね。
これだけの人がこれ以上ジャンプ力を落とすのは、もったいなさすぎ。

★中野さん
中野さんのこのプロは最初はちょっと馴染めなかった。エキゾチックな曲だが
中野さんはちゃんと魅せてくれてるというのはわかるのだけど、彼女だともっと
ベタで甘い曲の方があってる感じがするんだよな。
でも演技はとっても良かったと思う。表情も素敵でした。

★高橋くん
モリコロのオリンパスのショーと同じくビョーク。彼は表現力があるなあ。
この振り付けはアイスダンスの宮本さん。今年は日本勢を数多く振り付けている。
私はモロゾフの振り付けのプロよりも、こっちの方が好みだ。
でも演じるのは難しいだろうな…。盛り上がりが平板というかわかりやすくないので。
ただ今回はクーリックや本田くんなど、プロが自分の良さをシンプルに魅せる
というのに感動した直後だったので、アマチュアのエキシビジョンプロは
少し動きが多過ぎるというか、せせこましく感じてしまった。

★荒川さん
荒川さんは薄い水色の生地を手に持って登場。生地のはためきと荒川さんの大らかな
演技が、よく溶け合っていた。荒川さんを観るのも昨年のジャパンオープンの
対抗戦のエキシビジョン以来だったけど、その時は「うーん、こんなものか…」
って思ってしまったのだけど、プロになってから魅せ方が良くなったな。
それに現役の頃よりも痩せたみたいだ。プロとしての姿勢なのかしら?
ジャンプも相変わらずだし、これからも頑張って欲しい。

ラストのフィナーレは、各々得意技を披露。
中野さんはドーナツスピン、荒川さんはイナバウアーという具合。
高橋くんはジャンプでこけてしまった。4回転に挑戦したらしい。
クーリックはステップとバタフライ。
ステップはスマートでカッコいいしバタフライは手足が長いのですごい迫力だった!!

それからその後、プリンスアイスワールドの売りもののひとつの花束タイム。
前の方の観客は出演者に花束などを手渡し出来るの。
今回の私の席は、友達に取ってもらったエキサイティングシート。
なんと最前列の氷上席なのです。
私はこの日のために、クーリックに用意しましたよ、プレゼント。
私の手作りの*PUKU*製品のがまくちポーチなのだけど、明らかに女性ものですね…。
でもクーリックは奥さんに娘さんも二人いるので、家族の誰かでも使ってくれたら
うれしいなあ…。
クーリックはゆっくり回ってくれたので、ちゃんと手渡しできました!日本語で
「どうもありがとうございました」ですって!!あまりにも流暢な日本語で、
周りの席の人たちもびっくり!
しっかり握手もしていただきました…。

夢のような夏のひとときでした。
# by yu-mo22 | 2007-08-24 14:15 | フィギュアスケート

OLIMPUS 「THE ICE」

行って来ました、名古屋まで。オリンパス主催のアイスショー、「THE ICE」です。
8月は私の大好きなクーリックが来日するプリンスのアイスショーで散財予定
だったので、今回の「THE ICE」はパスの予定でした。でも開催日が
近くなってくると少しずつ行きたくなり…、1ヶ月前にとうとうチケットを
ゲットしてしました。だって大好きなバトルに小塚くんが出るんだもの…、
やっぱり見逃せないわ〜〜!

運が悪いことに、出発の日に雷が私の住んでいる地域を直撃して電車が止まって
しまい、深夜バスに乗れず、翌日午前中の新幹線も雷雨で遅れるというハプニングは
ありましたが、開演時間30分前には会場に到着出来ました。ほっ。
今回はチケット発売後1ヶ月近く経っていたのに、ロングサイドの前から6列目の
チケットがゲットできました。会場の愛・地球博のモリコロリンクはそんなに
広くないので競技者との一体感があって良かったです。
お客さんは夏休みの平日なので親子連れがすごく多い。愛知はスケート県なので、
いかにもスケートをやってそうな女の子がいっぱい。私の前の席の親子は
演技の途中で入って来たり、子供が立ち上がったりとマナーが悪かったのが残念。
名古屋は、昨年末の全日本の時も親子連れのマナーの悪さが気になった。
スケートが盛んな地域だけに、子供に一流の演技を見せたいってことなのかも
知れないけど、その前に大人しく席でじっとしてらるぐらいにはしつけてきて欲しい。
あとは年配の方の数にびっくり。みなさん70台後半ぐらいに見えるのだけど、
会場と外との温度差は大丈夫なのだろうか?いや、余計なお世話ですね…。

などと思ってる間に開始。
このショー、変なDJが司会をするのだけど、これがあまりにも違和感…。選手に
へんなキャッチフレーズ付けてるのだけど、民放のひどい煽り文句をあれこれ
ミックスさせたもの。このDJ、スケート知識ないんだろうな。司会者は静かな声で
淡々進行してくれるのが理想なのに、声を張り上げ過ぎ。なんとかしてくれ〜!
ま、途中で気にならなくなってけど。

オープニングで地元の子供たちが20人程登場。みんな上手いなあ。名古屋は
びっくりするぐらいスケートのさかんな土地なのだけど、この子たちの中からも
大物は出てくるのだろうか?

その後ノービスの子供たちが滑った。宇野しょうまくん、上手…。まだ10歳ぐらい?
しっかりジャンプも跳んでるしスピンもポーズとって。もう一人の女の子、渡辺まおちゃんって子も、3連続ジャンプを決めたりして、びっくりだ。

あとは順番がうろ覚えなのだけど、印象を書きます。

★曽根美樹
曽根さんはエキシビジョンで魅せてくれるという評判だけど、正直私はあんまり
好きではないなあ。邪道というか…。「大奥」の曲に十二単のような衣装だけど、
衣装のせいかあれこれと重い。ジャンプがもう少し欲しいところ。

★浅田舞
シルバーのケープをまとって登場。「ロミオ&ジュリエット」。静かで盛り上がりの
少ない選曲でちょっと舞ちゃんには荷が重いかも。ケープは素敵なんだけど、
取ったら衣装はイマイチだった…。ろうそくもあんまり効果がないな。

★小塚嵩彦
小塚くん、今回はのりのり。サタデーナイトフィーバーでした。小塚くんは
照れ屋だし滑ってる時の顔が怖いのだけど、意外にも踊れるのだ!今回は氷で
寝転がって泳いだり、柵を乗り越えてお客様の膝に座ったりと照れ屋を返上か?
ジャンプはクリーンに決まった。体つきががっちりしてきたのがいいのかも。
引っ込む時に「フィーバー!」って腰をくいっとしたのだけど、これは
恥ずかしそうだった…。しかし衣装が…。黒いシャツにシルバーのベストとパンツ
だったのだけど、なんか安っぽかった…。アルミホイルみたいなシルバー。

★澤田亜紀
亜紀ちゃん可愛いな〜!テレビで見てる時は、もっと太ってる感じがしたのだけど、
そんなに太くないぞ。演技はまあ…、無難かな?

★武田奈也
奈也ちゃんもはつらつとした動きがイイ!背も高くて見てるとこっちも楽しくなる。
でもジャンプが精彩を欠いてしまって残念。

★長洲未来
ミライ・ナガスは、今年のジュニア世界選手権の銀メダリスト。両親は日本人で
日本国籍もあるのだけど、ロス在住でアメリカの代表として大会に出ている。
今年のジュニアワールドで見た時には子供にしか見えなかったんだけど、
実際に生で観るとオーラがあるというのか大きき見える。
すごいスピード。スピン、ビールマンなどひとつひとつの技がことごとく美しい。
また音感がある。クイーンのテンポの速い曲に、高いテクニックが少しも
遅れることなく披露されるこれは次のオリンピックだ楽しみだ。

★イナ&ジマーマン
イナ&ジマーマンはアメリカのアイスショーではよく登場してるけど、生でみるのは
初めて。魅せ方がよくわかってるって感じ。あんまりペアは観る機会が少ないし
よくわからなかったけど、この二人は技術の高さも去ることながら、さらに
ショーとして魅せてくれる。

ここで第一部が終わりで、真央ちゃんと未来ちゃんのトークショー。荻原次晴さんの
司会はさすがに仕切りが上手い!笑わせてもらった。未来ちゃんは日系2世で
一応日本語もしゃべれるが、さすがに英語の発音がネイティブだった…。

二部のオープニングはロシアの曲芸カップル。
滑りながらジャグリングしたり火のついたこん棒をやりとりしたり、ラストは氷上に
火の輪が…。氷の状態は大丈夫なのか、少し心配になった。

★ジェフリー・バトル
今回はジャパンオープンのガラと同じ、ヘラクレス。ワールドのフリーの時の
衣装だった。なんか…、美しかった…。会場の温度が下がったようだった。
決して派手さはないのだけど、スケーティングの美しさ、ポージングの
ひとつひとつが決まっている自分の記憶の中ではジャパンオープンよりも
プログラムがよくなってる感じがする。特にジャパンオープンの時はスピンが少し
変形が多くてせせこましい感じがしたのだけど、気にならなかった。
しかしバトルのイーグルとイナバウアーは、何度観てもうっとり。
もう少し長いともっと堪能できるのだけど。
膝できゅるきゅるって滑る技も好きだ〜!バトルは大会でジャンプで点を取る
タイプではないけど(こけたり抜けたりの印象が強い)ジャンプも綺麗だったなあ…。重さを感じないのだ。一つのジャンプは着氷が悪かったけど。
欲を言うとアララトの衣装って、デザインも色もすごく素敵なのだけど、色の淡い
水色なのでちょっと氷にとけ込み過ぎかも。ワールドの時は、他の男子が黒い衣装
ばかりだったので逆に印象に残ったのだけど…。

★ツェン・ツァオ組
うーん、良かったんだけど…、ワールドで一番いい演技を観たせいか、ちょっと
つまらなく感じちゃうんだよな…。これって去年のジャパンオープンで
エキシビジョンの荒川さんを観た時も感じたのだけど。イナ・ジマ組が魅せ方を
心得てるだけに、もうひとつ何か欲しいところ。

★ステファン・ランビエール
ランビエールは今年になってから何公演目だ!?COI新潟、別府、DOI、それとこの
THE ICEにこの後のCOI仙台に静岡…。ほぼ日本選手扱いだわね。
声援のすごさにびっくり。このロミオ&ジュリエットは私は好きだ。
白いバラの扱いが切ない。あとイーグルがたっぷりで良かった…。

★浅田真央
真央ちゃん、今回のは良かった〜!昨シーズンのエキシビジョンのハバネラは、
どうも子供が背伸びしてるような居心地の悪さがあったけど、ショパンは
真央ちゃんの妖精のような雰囲気にぴったりだ。今回はボーカル入りの「別れの曲」。物悲しい美しい曲をふわふわと透明感あふれる演技で魅せてくれた。今まで女子の
イーグルってあんまり印象がなかったけど、真央ちゃんのこのプログラムには
イーグルがふんだんに入っていた。

★高橋大輔
今回の高橋くんのエキシビジョンはビョークの曲。地味で印象に残らないって
評判もあったけど、私はいいなあと思った。あんまりセクシー!路線だと
お腹いっぱいなんだよな。この曲の高橋くんは、野獣のようだった。
やっぱりスケーティングの技術があって踊れるから盛り上がりに欠ける選曲でも
(盛り上がりっぱなし?抑揚がないっていうのかな?)魅せられるんだな。

★安藤美姫
ラストの安藤さんも曲は高橋くんと印象が近い。うーん、これは誰の曲?
去年のあやかよりも洗練されてる印象。

さて、それからフィナーレ。これが楽しかった〜!スケーターの再登場はそれだけで
嬉しいのだけどね。花火が会場内で上がったのにはびっくり。
最後の最後は「みんなで踊って下さい!」ってことで「君の瞳に恋してる」に
合わせて観客に簡単な踊りを踊らせるのだけど、スケーターたちが盛り上げて
くれるので、嬉しくなって一緒に踊ってしまった…。私の前は澤田亜紀ちゃんで、
にこにこ盛り上げてくれてなんだかこちらまで幸せ気分。
このTHE ICEはひとり一プログラムで、誰もアンコールがなくてそれは少し
淋しかったけど、ラストの盛り上がりで大満足だった!
# by yu-mo22 | 2007-08-01 14:41 | フィギュアスケート

ジャパンオープン・ガラ

さて、対抗戦の後はガラです。
去年のジャパンオープンの時は対抗戦だけ観て、ガラはチケットを取らなかった
んだよな…。あの時は生でフィギュアスケートを観るのが初めてで、チケットの
値段の高さ(19000円)にびびってしまったのでした。それが後で
ガラの評判がメチャクチャ良くて、大いに後悔をしてしまったので、今回は
しっかりチケット取りました。

対抗戦が終わってからガラが始まるまで2時間近くあるのだけど、世界選手権の時に
友達になった人たちと待ち合わせをしておしゃべりをしていました。鹿児島在住の
人と千葉に住んでいる人と…。二人とも私よりもよっぽどディープな
フィギュアスケートファンで、昔から大会を観ているので、色々なお話を聞けて
すごく楽しかった。しかし会場近辺にある飲食店、カフェは人・人・人…。
結局駅前のコンビニで軽食を買って、外のベンチでおしゃべりしていました。

おしゃべりに夢中になりすぎた上にトイレ待ちで時間がかかり、ガラの会場に
入ったのはぎりぎりになってしまいました。ガラの席は対抗戦よりも前で、
コーナーの200レベルの前から3列目。さすがに周りも熱いファンが多くて、
嬉しい。そしてこの席の良い所は、ちょうど選手の登場口の上にあるところ。
シルエットで誰が出て来るかがわかるので、かなりわくわくさせてもらえる。
ガラは印象に残った人たちを書いていきます。
もしかしたら順番が間違ってるかもしれません。ご容赦下さいませ♪

★浅田舞
舞ちゃん、実はあんまり期待していなかった。美人だけど、そんなに印象に
残らなくて。それが違ったなあ…。スケーティングは美しいし優雅だ。
表現力、あるなあ。これからもっと磨かれて魅力的になっていくんだろうな。
これからが楽しみ。

★小塚崇彦
小塚くんは昨シーズンのエキシビジョンのプログラムの「CAR WASH」だった!
私は今シーズンの「踊りあかそう」よりもこっちのプロの方が好きだったので感激!
踊れるな、小塚くん。去年テレビで見てた時にはだぶだぶのパンツだったけど、
そんなにだぶついて感じない。成長しているなあ…。

★コルピ
コルピのエキシビジョンはけだるいジャズっぽい曲。黒の衣装から清潔なお色気が
漂ってる。ラストの決めポーズもナイス!

★エルドリッジ
今回エルドリッジには感激した。アマチュアを引退してから結構経つのに、
もう35歳だっていうのにこの滑り。エルドリッジのポーズの緊張感が好きだ。
あとスピンがすごい。足かえスピンをした時にも軸がぶれないんだもの。

★バトル
バトルの今回のガラはディズニーアニメの「ヘラクレス」の「Go The Distance」。
バトルはアララトの衣装で登場。うう、なんて美しいのだろう…。
イーグルとかイナとか、ムーディーで優しい曲に合わせてたっぷりと魅せてくれる。
バトルの競技用のプログラムも素晴らしいと思うのだけど、ガラは見せ場が
たっぷりで思い切り酔える。去年のジャパンオープンのガラではアンコールで
一曲丸々滑ってくれたとのことだけど、今回はアンコールはなし…?
次に滑る人がもう準備していてちょっと残念。

製氷後もさくさく進む。
良くて拍手いっぱいでもアンコールはなし。真央ちゃんすらなしなので、
ちょっとそっけない…?めげずに感想の続き。

★織田信成
織田くんは「ニューシネマパラダイス」。これ、すごく好きだ!
曲が切ないんだよなあ…。織田くんのバレエを思わせるポーズと軽快なジャンプが
メロディーとよくあっていて、思わず涙ぐみそうになった。織田くんの綺麗路線って、今シーズンの前半のチャイコフスキーもあったと思うけど、この「ニューシネマ」は
すごく素敵だ。白っぽくてスパンコールがちりばめられた衣装もよく似合ってた。

★ロシェット
ロシェット、かっこいいなあ…。選曲もいい。すごく大人の雰囲気だ。
若くて小柄なのに、「姐さん」の雰囲気が漂っている。
先日見たCSのGAORAのアイスショーもすごくかっこ良かった!

さて、このあたりで場内アナウンスが入った。「体調不良で今回欠場した
キムヨナさんに変わりまして男気いっぱいのこの方が滑ってくれます!」
んん?私の席の前方に見えるつんつんした頭のシルエットは…?
まさか、まさか…?
「ジェフリーバトルさんです!!」
おお〜〜!やっぱり!!バトルだった〜〜!!!これはびっくり!!
嬉し過ぎるよ〜〜〜!!!現在カナダのアイスショーで滑る時のモヒカンだ。
バトルの2曲目はのりのりのロックだった。悪そうなパンク小僧のような衣装だけど、
姿勢が良過ぎて全然悪く見えない…。モヒカンもウッドストックみたいだし!
でもすごい良かった!1曲目のムーディーな曲とは全然違って、速いテンポに
よく身体が動くな。う〜ん、嬉しい。。ホントにホントにありがとうございました!!

★ヤグディン
その後場内の空気ががらりと良くなって、ヤグディンだ。ヤグディンは股関節が
悪くなったということで現役を引退したということだけど、かっこいいな、
ステップ。ヤグディンからアンコールがあった。やっぱり盛り上がる、アンコールは。

★ツェン・ツァオ組
ジャパンオープンはシングルの選手が中心なので、アイスダンスやペアが
入って来るとポーズの変化があって観ていて楽しい。ツェン・ツァオ組は
あまりにも難しい技でも決まるので、観ていると危険なわざをやっていることを
忘れて、うっとりと魅入ってしまう。アンコールでは珍しく女性が男性に
投げられた時に転倒。痛そうだった…。

★ジュベール
ジュベールは上手いなあと世界選手権、ジャパンオープンと観て改めて思った。
スケーティング技術はあるし、速くて力強いくてステップは迫力ある。ただ
ランビエールや高橋くんみたいにダンサータイプではなくどちらかというと
アスリート寄りなんだな。アンコールの曲がすごくかっこ良かった!
ステップかっこいい〜〜!

★安藤美姫
安藤さんがラスト、「アイビリーブ」は空気を清めてくれるみたいだった。
今年の安藤さんの競技プロは、お腹いっぱいになるぐらいの濃〜いお色気なので、
エキシビジョンは本人のイメージに合っている感じがした。
アンコールでは4Sにトライしてくれたみたいだ。残念ながら失敗。

さて、それからフィナーレ。
メンバーがどんどんリンクで滑ってくれる。うーん、誰が誰だかわからない…。
入場の時にお客さんには折ると光るライトが渡されたのだけど私はうっかり
貰い忘れた!あちこちでみんながライトを振っているのに、ちょっと淋しい…。
しかしこの演出はイマイチだな。みんな手にライトを持ってるから、拍手の音が
全然しない。また、フィナーレの時にも更にアンコールがありそうな気配だったのに、なんだか尻切れトンボで終わってしまった。あれって何だったんだろう…。

しかし、ホントにホントに楽しい1日だった。終わった後は鹿児島と千葉の友達と、
近くのファミレスで夕食を食べた。いつも観戦の時は一人だったので、
スケート好きな友達とあれこれおしゃべりできるのはすごく楽しい!
# by yu-mo22 | 2007-05-03 15:29

ジャパンオープン・対抗戦(2)

さて、前回の続きです。
ジャパンオープン・対抗戦の女子編!

★コルピ
コルピ、美しいなあ、あの衣装に髪型。エメラルドグリーンって滑らかな肌に
プラチナブロンドだから似合うんだろうな…。昨年に続いて2回目の参加だけど、
演技はなかなか良かった。でもジャンプがイマイチ。

★ロシェット
去年のジャパンオープンで生で観て、ロシェットが好きになった。ゆったりとした
重さのある表現、緊張感あるポーズとなかなかテレビでは伝わった来ない。
今シーズンのロシェットは、ショートもフリーも盛り上がりにかける難しい曲だ。
今回の演技もロシェットらしく優雅で美しかった。

★浅田真央
真央ちゃん、すごい人気だ。ロシェットが得点待ってる間にも真央が出て来ただけで
子供たちの真央ちゃんコール…。去年よりもすごいことになってる。演技は
出だしの3Aは決まったし、序盤は順調だった。後半、ひとつジャンプが
抜けてから、その後2連続で転倒。疲れてるのかなあ。しかしこのリンク、
客席までもがやたらと暑かった。女子になってからみんな転倒してる。
氷が溶けてきてるのかも…。

★マイヤー
マイヤーはもともと魅力的で好きだなと思ってたけど、今回は白い衣装も素敵で、
優雅。去年見た時の印象よりも良かったな。選曲も好きだ。この段階で
マイヤーがトップになった。

★マイスナー
キミーは昨シーズンのワールドのチャンピオンだったんだけど、その時には
身体の固さとか上半身の動きなどで疑問符だった。でも今シーズンには
あれこれと改善されていて、魅力的になってきた。透明感のある美少女だし、
生で演技を観たいと思っていた。今回は真央ちゃんの点数が低いから、キミーが
ベストの点数を出したら、対抗戦としても北米チームがひょっとするかも…?
と思ったんだけど。残念、出来は今ひとつ。最初の方で何でもないところで
転んでしまって、氷の状態がかなり悪いんだろうと思った。

★安藤美姫
安藤さんはダイナミックだ。テレビで見てるとちょっと粗いかもと思ってたけど、
なんというか存在感がある。ポーズのひとつひとつが力強くて綺麗で、私は
結構好きだ。今回は安藤さんらしいというのか、しっかりジャンプを決めてくれて
トップだった。

その後は表彰式。
団体戦って楽しそうでいいなあ!みんな仲が良さそうだ。ジャパンオープンは
シーズンの本番の後の時期で、プロアマ混成でお遊びの大会だ。でも選手たちは
真剣に滑ってくれるし団体のキス&クライでの楽しい表情も見れるので、
とても楽しくなる。去年に引き続いてだったけど、来年もあるといいなあ…。
# by yu-mo22 | 2007-05-02 15:23

ジャパンオープン・対抗戦(1)

行って来ました、さいたまアリーナ。フィギュアスケートのジャパンオープンを
観て来ました。
この大会は昨年もありまして、珍しい日本とヨーロッパと北米の3チームに別れて
点数を競うという形になっています。とはいえ、旧採点の頃に引退をしたプロが
新採点での競技に参加してくれるというのもあって、大会というよりはお祭りという
感覚です。昨年もシーズンが終わってから一ヶ月も経つ時期なので、参加選手も
かりかりせずに和気あいあいとして、チーム毎のキス&クライを覗くというのも
ひとつの醍醐味なのです。

今回の私の席はショートサイドの200レベル(2階席)の17列目。今まで観た
フィギュアスケートの席で一番悪いのです。遠いからちゃんと見えるか心配
だったけど、さいたまアリーナは段差がしっかりついているので、障害が何もなく
リンク全体を見渡せるし、意外にも滑る音なども聞こえて来たりして悪くなかったです。ただし遠い席ってリンク近くと違って一体感がちょっと
ないのが残念…。私の座った席の横は中学生と父親でいきなりお弁当を食べだすし、
後ろではやはり親子連れの父親がいい加減なウンチクを語りだしたりで
なんだかなあという感じ。私の席の近くではないのですが、赤ん坊が大声で
泣き出して親が外に連れ出さなかったり、不愉快な観客もかなりいました。
去年はあんまり感じなかったんだけどなあ…。マナーが悪くなってる?

でも大会自体はすごく良かったです!ジャパンオープンは結構運営がいい加減で、
選手の入れ替えもかなりありました。最初の予定では日本チームの男子は
本田くんと高橋くんだったのですが、二人とも別のアイスショーに出ていて
織田くんと小塚くんに…。私は日本男子では小塚くんの滑りが一番好きなので、
知った時には小躍りしてしまいました!一度見たかったエルドリッジに、
大好きなバトルに更に期待してる小塚くんとは!
まあ、高橋くんとかランビエール(最初は出場予定、ジュベールに変更)を目当てに
チケットを取った人は可哀想でしたが…。

さて、ざっと感想を書いていきます。

★ヤグディン
ヤグディンは、私がちょうどスケートを見ていなかった時期に大活躍をしていた人
だったので、昨年初めて観ました。正直、プロの人はジャンプやスピードなどは、
現役の人に比べると劣っています。でもヤグディンはジャパンオープンのために
かなり気合い入れて練習をしてくれたとのことで、グラディエーターを
ノーミスで滑ったのにはかなり感動しました。

★小塚くん
小塚くんは年明けのエキシビジョン大会以来、テレビでは見ていなかったのだけど、
随分体つきがしっかりしてきてちょっとびっくり。6分間練習の時からジャンプが
良くなってるのがわかりました。ショパンは今回で滑り納めかしら?
全日本の時にはスピードはあるしスケーティングもステップやスピンも、
すごくレベルが高いのだけど、ちょっと上半身が固いかな?と思いましたが、
今回は随分上半身も使えるようになっていました。指先まで神経がゆきとどいて、
うっとり見てました。スローパートは美しかったです…。ジャンプも3Aを
コンビネーションにしたり、3−2−2ジャンプもしっかり決めてくれて、小さく
ガッツポーズした姿が見れて嬉しい。

★エルドリッジ
エルドリッジは35歳で、正直新採点で演技を採点されるっていうのは
どうなんだろう?と思ったのですが、フリーのプログラムはかっこ良かったです!
ジャンプはさすがに点数の高いのは跳べてなかったけど、魅せ方の素敵なこと…。
前に滑った小塚くんとタイプが似てるだけに、小塚くんの足りないものが
わかるなあと思いました。小塚くん、緩急のつけかたが足りないんだな。
エルドリッジは正確なスケーティング、ポジションの中に微妙にずらしたり
盛り上げたりで、表現をするのですね。だから派手ではないのだけど心に響くのです。

★バトル
バトルの来日があるなら、このくらいの値段でも高くない!ってことは
ないですけどね…。やっぱりお財布に優しくないけど、引退まであと何年も
ないと思うと日本に来てくれるチャンスには極力行きたいものです!
アララト、滑らかに滑ってくれてすごく良かったです。ワールドの時には
4回転を入れて転倒してしまい、その後も点数の取れる3Aが抜けたり
得意のスピンがずれたりと結果的に良くなかったのですが、今回はワールドの
時よりも溌剌として楽しそうでした。でも後でプロトコルを見たら、技術点は
ワールドの時とあまり変わらなくてびっくり。むむ?ミスらしいミスは
一カ所ぐらいだったんだけど?詳しく見たら4回転以外にもジャンプは
少し難易度を落としていたのでした。でもトータルで美しく心に残る
アララトでした…。

★織田くん
織田くんはミッションインポッシブル。いきなり3−3−3ジャンプを決めて来て
びっくり!すごく綺麗…。他のジャンプも一カ所3Aがシングルになるのが
あったけど、それでも根性で3回転を付け足してきてこの人のジャンプ力には脱帽。
細かいことはわからないのだけど、ワールドの時よりも細やかで丁寧に感じました。
スピードも出てたし身体も切れがあったし良かったです。一人だけ技術点で
70点台後半を出して来て、さすがでした。

★ジュベール
さすがジュベール、いきなり4回転を決めて来ました。でも案外ジュベールのジャンプって高さはないのですよね…。テレビで見てるときのどっかーんという印象よりは
あれ?4回転??という感じ。回転が速いのでしょうね。軸はすごく綺麗。
今回は本国のツアー開催中の強行軍で来日ってことなのか、珍しくジャンプミスが
多かったです。コンビジャンプにできなくて点数はイマイチでした。しかし
ジュベール、美形だなあ…。演技後も他の人に比べて汗をかかないし。
今回の来日のバトルもエルドリッジも小柄なので、ジュベール一人すら〜ってしてて
モデルさんのようでした。

男子の終わった後はエキシビジョンとして、今シーズンで引退したアイスダンスの
渡辺・木戸組。長い間おつかれさまでした!お二人は完全引退ということで、
これから見れなくなってしまうのは淋しい。

それから中国のツェン・ツァオ組。
いつもムーディーな曲で滑ってくれます…。美しいです。空気の色がふわ〜と
変わってく感じ。

さて。女子は次回に続きます。
# by yu-mo22 | 2007-05-01 15:07